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安全な地盤とは?

2020年11月02日

最近、地盤が原因と思われる建物の不具合が見られます。

 2018年(平成30年6月)に発生した北海道胆振東部地震は、まだ記憶に新しいと思います。住宅を建てられる際に耐震を気にする人も以前よりは多くなっているのではないかと思います。

 しかし宅地の安全性についてはどうでしょうか?

 今回は、地盤と欠陥擁壁について少し触れてみたいと思います。

 安全な地盤=自然災害に強い地盤!

 傾斜地では、地滑り、土石流、崖崩れなど、種々の災害が起きやすい。

「崖」とは硬岩以外の土質の傾斜30°以上の斜面を指します。日本の砂質系の山の平均角度は30°といわれており、この角度を「安息角」といいます。すわち、30°以上の傾斜は、いつか30°の安定した角度になりたがっているのであり、30°以上の角度をなす斜面を背後に控える宅地は、崖面への保護対策を講じるか、あるいは擁壁を設ける必要が有ります。

 これまでの地震において、多くの宅地が被害を受けてます。現在の技術で防ぎきれないものもありますが、明らかに、もっと慎重に対応すれば防げたと思われるケースも少なくありません、特に擁壁はその性能によって被害の程度が大きく異なります。

【重要ポイント】特に2m以下の擁壁は、法的に安定計算を義務付けられていないので、逆に要注意となります。

CB塀 水抜き等が無く土圧を受けて
いる。
CB塀 無筋、道路側に傾いている。
間地ブロックの上にCB塀
土圧を受けている。

CB(ブロック施工)の擁壁(土圧を受けている)を市内で良く見かけますが、水抜きが無い、控え壁がない、底盤部や立上がコンクリートで施工されていないなど擁壁の仕様で施工されていない場合は要注意です。

擁壁が有ることによって建物が高低差のある敷地側に寄せて建てられている場合、土留めの擁壁に不具合が発生した場合に不同沈下の原因となり、建物が傾むく等の居住性に著しい被害が起きる可能性が十分考えられます。

新築を建てる際に必ず地盤調査を行い、杭や薬液などによる地盤改良を行った上で建築されるのが一般的な為、比較的リスク管理しやすいと思われます。

一方で中古住宅を購入される際はどうでしょうか?

地震による地盤の変形や土質の変化など様々リスクが考えられますが、地盤調査を実施して宅地の安全性確認をされている不動産事業者、住宅購入者様はとても少ないのが現状です。

住宅を取得する際にどんなに建物がきれいでも、宅地地盤に問題が有れば建物の価値は0に等しいということを改めて考える必要があると思います。

建物が沈下した場合、「沈下修正工事」をする方法もありますが、五百万から一千万以上の費用がかかる場合が多く、ほとんどの方が応急処置でごまかしながら我慢して暮らしています。

住宅は生涯で一番高いお買い物だと思います、失敗しない為に建物の購入前に住宅診断を是非お勧めします、土地に対しての調査も実施可能です。

ご希望の方はINDI(株)までお問い合わせください。


この記事を書いた人

井上望(イノウエノゾム)


井上望(イノウエノゾム) いて座 A型
趣味:テニス、スキー、スノーボード
娘たちと一緒にやっていると童心に帰れるので。翌日は極度の筋肉痛(笑)
好きなこと:流行りの邦楽が好きで、カラオケでよく歌って盛り上がる!
長所:常に新しいことにチャレンジする
短所:同時に多くを求めすぎる
保有資格:2級建築士、既存住宅状況調査技術者、気密測定技能者
仕事への想い:建築会社で20年近く営業、設計、現場管理と幅広く経験した知識と技術を「住宅診断」を通して、安全で安心なおうちの売買やリフォーム、リノベーションができる様にお手伝いさせていただきます。



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