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調査にも季節限定メニューがあります

2026年10月05日

最近、日が暮れるのが早くなってきました。

毎年この時期になると、夕方の外壁調査は時間との勝負です。

夏ならまだ明るい時間でも、10月に入ると日が傾くのが早く、外壁の状態を確認できる時間も少しずつ短くなってきます。

たまに「建物の調査に季節は関係ないんですか?」と聞かれることがあります。

実は、調査にも季節があります。

年中おこなえる調査もあれば、季節によって調査に適したものもあります。

たとえば、飲食店に一年中あるメニューと、季節限定のメニューがあるように、調査にも「この時期に向いている調査」があります。

真夏や真冬のように建物の内外で温度差が大きくなる時期は、断熱の状態を確認する赤外線サーモグラフィ調査が分かりやすくなります。

反対に、散水試験を伴う漏水調査は冬には向きません。

散水した水が建物内部に浸入した場合、凍結して建物に悪影響を及ぼす可能性があるためです。

ただ、冬だから外壁調査ができないというわけでもありません。

天候などの条件が整えば、真冬でもロープアクセスによる外壁調査や、赤外線サーモグラフィを使った外壁診断をおこなうことはできます。

とはいえ、お客様にとっては「今、調べてほしい」というタイミングがあります。

「この調査は春まで待ったほうがいいですよ」と簡単に言えるものでもありません。

そのため、今の時期に調査できるのか、調査をおこなった場合にどこまで明確な結果が得られる可能性があるのかを説明し、そのうえで実施するかどうかを判断していただきます。

調査は、ただ一年中同じ方法でおこなえばいいというものではありません。

季節や天候、建物の状態によって、向いている調査方法も変わります。

そう考えると、調査にも「今だからこそ調べやすいもの」がある。

そんな意味では、調査にも季節限定メニューがある、といったところでしょうか。

これから北海道は、外での調査が少しずつ難しくなっていく季節です。

日没時間を気にしながらの外壁調査も、しばらくは時間との勝負になりそうです。


この記事を書いた人

ナカムラミツヨシ


ナカムラミツヨシ A型

●趣味
木工と料理です。頭の中でイメージしたものを形にしていく過程が好きで、試行錯誤しながら完成させることを楽しんでいます。

また、30年以上前の車に乗っているため、日頃から整備やメンテナンスもおこなっています。不具合があれば原因を調べ、一つずつ解決していくことが半ば趣味になっています。

●好きなこと
新旧を問わず建築物を見ることです。建物のデザインや仕上げ、細かな納まり(部材同士の取り合い)を見ると、設計者や施工者の工夫が感じられ、つい見入ってしまいます。

●保有資格
一級建築士 ほか

●仕事への想い
建物の不具合や不安は、目に見える症状と本当の原因が異なることも少なくありません。

私どもは、表面的な現象だけで判断せず、原因や背景をできる限り確認しながら、建物にまつわる「困った」の解決をお手伝いしたいと考えております。

住宅購入前の不安から漏水や劣化の調査まで、一級建築士としての知識と経験を活かし、分かりやすく丁寧なご説明を心掛けております。



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