本日は、北広島市の新築住宅で竣工時の気密測定をおこないました。
工事途中の中間測定では目標値をクリアしていましたが、今回は数値が悪化していました。
設備まわりに原因があると考え、換気・電気・空調・給排水衛生設備を順番に確認しましたが、室内では漏気箇所が見つかりません。
そこで床下に潜って調査したところ、浴室付近で風を感じました。確認すると、浴室の排水配管に通気弁がまだ取り付けられておらず、配管の端部が開放されたままになっていました。
中間測定時には目標値をクリアしていたことに加え、排水設備にまだ封水が入っていないことから、排水設備の施工が完了していない箇所があるのではないかと考えていました。その推測どおり、未施工の箇所が見つかった形です。
封水とは、排水口や排水管の途中に水をため、下水管からの臭気や害虫が室内に侵入するのを防ぐ仕組みです。通常は、洗面台や浴室などの排水トラップに水がたまることで機能します。
ほかのキッチンや洗面台の排水まわりも確認したうえで再測定すると、目標値をクリアする数値が出ました。
今回のように、気密測定の数値が悪化していても、必ずしも躯体の気密処理に原因があるとは限りません。測定値の変化を手がかりに設備の施工状況まで確認することで、原因を見つけられることがあります。
ナカムラミツヨシ
ナカムラミツヨシ A型
●趣味
木工と料理です。頭の中でイメージしたものを形にしていく過程が好きで、試行錯誤しながら完成させることを楽しんでいます。
また、30年以上前の車に乗っているため、日頃から整備やメンテナンスもおこなっています。不具合があれば原因を調べ、一つずつ解決していくことが半ば趣味になっています。
●好きなこと
新旧を問わず建築物を見ることです。建物のデザインや仕上げ、細かな納まり(部材同士の取り合い)を見ると、設計者や施工者の工夫が感じられ、つい見入ってしまいます。
●保有資格
一級建築士 ほか
●仕事への想い
建物の不具合や不安は、目に見える症状と本当の原因が異なることも少なくありません。
私どもは、表面的な現象だけで判断せず、原因や背景をできる限り確認しながら、建物にまつわる「困った」の解決をお手伝いしたいと考えております。
住宅購入前の不安から漏水や劣化の調査まで、一級建築士としての知識と経験を活かし、分かりやすく丁寧なご説明を心掛けております。
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好きな言葉「温故知新」