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建物調査は「通訳」のような仕事でもあります

2026年07月07日

建物調査の仕事をしていると、専門家と一般の方との間に大きな認識の違いを感じることがあります。

例えば、

「サッシから雨水が入ることなんてあるんですか?」

「コンクリートは水を通さないのではないですか?」

というご質問をいただくことがあります。

一般の方からすると不思議に感じるかもしれません。

しかし建築の世界では、サッシにはJIS規格による耐風圧性能や水密性能が定められており、建物の高さや立地条件によって求められる性能も異なります。

また、コンクリート自体はある程度の水密性を持っていますが、割れや打設時の充填不良(コンクリートが十分に行き渡っていない状態)があると、水が浸入することもあります。

建築に携わる人にとっては珍しくない話でも、一般の方には想像しづらいことが数多くあります。

私どもの仕事は建物の状態や原因を調べることですが、それと同じくらい大切なのが、その内容を分かりやすくお伝えすることです。

専門用語を並べるだけでは、ご依頼者様の不安は解消されません。

建築の専門家にとって当たり前のことでも、一般の方にとっては初めて知ることも少なくありません。

建物調査は原因を調べる仕事であると同時に、建築の専門知識を分かりやすくお伝えする「通訳」のような役割もあると感じています。


この記事を書いた人

ナカムラミツヨシ


ナカムラミツヨシ A型

●趣味
木工と料理です。頭の中でイメージしたものを形にしていく過程が好きで、試行錯誤しながら完成させることを楽しんでいます。

また、30年以上前の車に乗っているため、日頃から整備やメンテナンスもおこなっています。不具合があれば原因を調べ、一つずつ解決していくことが半ば趣味になっています。

●好きなこと
新旧を問わず建築物を見ることです。建物のデザインや仕上げ、細かな納まり(部材同士の取り合い)を見ると、設計者や施工者の工夫が感じられ、つい見入ってしまいます。

●保有資格
一級建築士 ほか

●仕事への想い
建物の不具合や不安は、目に見える症状と本当の原因が異なることも少なくありません。

私どもは、表面的な現象だけで判断せず、原因や背景をできる限り確認しながら、建物にまつわる「困った」の解決をお手伝いしたいと考えております。

住宅購入前の不安から漏水や劣化の調査まで、一級建築士としての知識と経験を活かし、分かりやすく丁寧なご説明を心掛けております。



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