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調べることへの感謝

2021年05月24日

毎度のことですが、この仕事は皆様に成長の機会を与えて頂いていると感じます。

何かを調べるために考え、詳しく調べ、知る。

そこで新たな気付きや発見が有り、知識と経験が身に付いていきます。

これは本当に有難いことで感謝の言葉しかございません。

たとえば、先日のブログに出た社屋の雀の巣。

「なぜ毎年ここで営巣するのだろうか?」

「それほど適した環境なのか?」

(仮説を立てる)雨風をしのげ、更に温かいのでは

(仮説の検証方法を考える)温度の違いを測定する

(最適な検証方法を検討)A案:温度計を入れる→ヒナが怯え、最悪の場合親鳥が餌を与えるのをやめてしまう→×、B案:赤外線サーモグラフィ撮影により非接触で測定する→○

(実際に調査をおこなう)赤外線サーモグラフィで撮影した熱画像がこちら

【画像1】スリーブ周囲の外壁の赤外線サーモグラフィ熱画像
【画像2】スリーブ周囲の外壁の可視画像

(調査結果の検証)巣の有るスリーブは周囲よりも見かけの温度で2℃ほど暖かい

(新たな疑問の発生)なぜ巣の有るスリーブ部分は暖かいのだろうか

(新たな仮説の設定)室内が暖かいからでは

(新たな仮説の検証)室内側を赤外線サーモグラフィで撮影した画像がこちら

【画像3】冷蔵庫背面の壁の赤外線サーモグラフィ熱画像
【画像4】冷蔵庫周囲の可視画像(缶詰の山は気にしないで下さい)

(新たな疑問の検証結果)スリーブは冷蔵庫の裏に位置し冷蔵庫の熱で周囲より高温

(考察)営巣開始は5月の中旬のため最低気温はまだ10℃前後の日も有った、冷蔵庫の熱で一定温度の暖かい場所のため営巣に適しているのであろう

このように調べる機会をいただけることに感謝なのです。

ありがとう・・・   雀。


この記事を書いた人

ナカムラミツヨシ


ナカムラミツヨシ A型

●趣味
木工と料理です。頭の中でイメージしたものを形にしていく過程が好きで、試行錯誤しながら完成させることを楽しんでいます。

また、30年以上前の車に乗っているため、日頃から整備やメンテナンスもおこなっています。不具合があれば原因を調べ、一つずつ解決していくことが半ば趣味になっています。

●好きなこと
新旧を問わず建築物を見ることです。建物のデザインや仕上げ、細かな納まり(部材同士の取り合い)を見ると、設計者や施工者の工夫が感じられ、つい見入ってしまいます。

●保有資格
一級建築士 ほか

●仕事への想い
建物の不具合や不安は、目に見える症状と本当の原因が異なることも少なくありません。

私どもは、表面的な現象だけで判断せず、原因や背景をできる限り確認しながら、建物にまつわる「困った」の解決をお手伝いしたいと考えております。

住宅購入前の不安から漏水や劣化の調査まで、一級建築士としての知識と経験を活かし、分かりやすく丁寧なご説明を心掛けております。



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